書籍・セミナーテキスト 471 件中 371 ~ 380 件目
★植物由来原料比率をいかに上げつつ、高機能を出すか?いかにバイオ樹脂ならではの特性を出し、付加価値を出すか?
★ポリカーボネード、アクリル、ポリプロピレンと同等の特性を持たせ、かつ、いかに独自の高機能を付与するか?
★耐久性・耐熱性・耐衝撃性・柔軟性・シール性といった性質や結晶化速度の遅さ,耐熱性の低さをいかに改善するか?
★非可食性由来原料を用いて、どうポリ乳酸を合成するか?大量合成法の現状は?
★高品質ポリ乳酸形成のための高純度化!ノウハウである不純物除去、具体的な精製方法のヒントをつかむ!
★材料選定・ブレンド・複合化・延伸・表面加工を用いた改良技術!結晶核剤や可塑剤をいかに活用するか?
★PLLAとPDLAをいかに均一に混合し、ステレオコンプレックスの結晶構造を形成するか?
★ポリ乳酸と他の石油由来樹脂等、相分離を出さず、異種の高分子の相溶性をいかに高めるか?溶解度パラメータの活用方法!
★リアクティブプロセッシングによるポリマーブレンド、モルフォロジー、界面改質技術の勘所!!
★ポリ乳酸の新たな有望市場はあるのか?食品包装、3Dプリンタ、電子機器・インフラ、自動車のそれぞれの現状は?
★骨固定材料、マイクロニードル等、高付加価値な生体適合性医療材料、また新たな市場としての化粧品原料は有望か?
★ポリ乳酸の最新動向を把握するために必須な一冊です!
★燃料電池自動車の市販化により注目を浴びる高圧水素タンクの動向は!?
★規制緩和にむけた今後の取り組みは!?
★SUS316L、A6061-T6、KHKS0128・・・・FCV搭載のための技術基準!
★CFRP容器の構造、設計法、留意点!!
★ポリマーアロイ化による水素バリア性の向上!
★車載用途、水素ステーション用途それぞれに求められる高圧水素容器の特性とは!?
★農業資材(フィルム、添加剤、ハウス資材)と園芸施設(パイプハウス・植物工場等)の技術開発を体系的にまとめた類書のない書籍!
★”グローバル市場において何が求められているのか? どんな技術・機能性材料が望まれているのか?”
技術開発の最前線で活躍する国内・海外の著名研究者、メーカー技術担当者によって書かれた最新の技術・市場動向!
★次世代技術として求められる結露・省エネ・高温・病害虫対策としての各種材料技術・高機能化の現状と将来展望!
★フィルムの高機能化を支える上で重要な添加剤とコーティング技術!
★海外市場におけるフィルム・施設の技術・市場についても解説!
★各資材使用による具体的な栽培事例とその効果、環境影響など詳細に解説!
★産官学の取り組みから分かる農業被覆資材・施設の先進技術を支える政策動向!
長年、導電性高分子の技術に深く携わっている著者だからこそ書ける
導電性高分子の ”技術・市場の変遷” と ”今” をわかりやすく解説した実務者の為の必読書!
★”導電性高分子”において、重要度が高い技術ワードを
厳選≪ 種類・特徴 / 開発動向 / 高次構造制御 / 添加剤による安定性の改良 /
ドーパント / PEDOT:PSS / コンポジット / PE / 用途 / 市場動向≫して章立された内容構成!
★導電性高分子の安定性をよくする添加剤技術を解説!
★Liイオン二次電池、スーパーキャパシタの電極サイクル寿命の大幅改善が期待できるコンポジット技術を解説!
★プリンタブルエレクトロニクス、柔軟性と生体適合性を活かした医療分野への応用を解説!
★導電性高分子と競合する≪共役系低分子有機化合物、カーボンナノチューブおよびグラフェン≫との優劣の比較分析!
★今後のマーケットを占う市場動向についても解説!
★固体電解質など、新技術が登場するものの決定打はなく、実用化に耐えうるのはやはり有機電解液。その電解液でいかに性能をコントロールするかに特化した本書!
★高電位正極に耐えうるための電解液の耐酸化!ますます高まっていく電池の高電圧化への対応!そのための電解質の設計とは?
★リチウムイオン過充電時の変化は?その際の電解液では、どのような現象が起こっている?ガスの発生のメカニズムは?
★電解液に求められるイオン伝導性以外に求められる因子は?添加剤はどのように多機能性を補足できるのか?
★性能劣化と電解液の安定性の関係は?高電圧環境下ではどう変わるのか?
★SEI膜の形成とそのメカニズムは?多様な素材が登場する正負極材料に対応する表面剤の適切な選び方は?
★詳細なメカニズムが明らかになりつつある、還元分解反応の現状とは?
★薄く、どの素材よりも高断熱性能を確保できる真空断熱材!住宅への適用が期待される製品の最新動向!
★真空断熱材における低圧状態の維持を妨げる熱橋現象への対策!密閉度を維持するVIP開発の各社アプローチとは?
★長期耐久性の妨げとなる劣化現象はどう生じるか?コアからのアウトガス、水分蒸発の対策、端面シール・外装材のバリア性能の向上は?
★VIPの付加価値を高める「曲げ・ひずみへの耐性」「高温耐性」を持たせるためには?
★不確かさが出やすい低熱伝導材の性能値を測定する方法は?評価法はどういった方法があるか?
★将来的なJISやISOなどへ向けた、真空断熱材の断熱性能評価の規格に向け、どう動くべきか?
★自動車部材への適用に向けた要求特性や、適用可能箇所とは?費用対効果の課題をどう克服すればいいのか?
★各種機能性フィルムにおける集大成!弊社シリーズ書籍第2弾!
★延伸や評価等、フィルム延伸技術の基本を押さえ、最新の機能性フィルムを掲載!
★タッチパネル、リチウムイオン電池、太陽電池、加飾フィルムの技術応用の最新技術!
★リチウムイオン電池におけるセパレータ,ラミネートフィルムなど各部メーカーの重要部材が掲載!
★太陽電池においては、フロントシート、バックシートや最新の薄膜モジュール部材・封止材料を網羅!
★ディスプレイ・タッチパネルにおける輝度向上フィルム、位相差、無反射フィルムなどの最新状況!
★透明導電フィルムの最新状況!加飾フィルムにおける成形技術!
★遮熱・断熱フィルム、またポリ乳酸などの環境対応フィルムの動向も網羅!
本誌は,日本ポリオレフィン総合研究会会誌「次世代ポリオレフィン総合研究 Vol。16」の第4部「統計と調査」に属する論文記事を,データ量が多いため,別冊(PDF版,ネット閲覧書籍)という形で発行するものです。
別冊ではありますが,研究会会誌 Vol。16 に採択された調査・研究論文です。その内容は,現在の大きな環境問題の1つである「廃棄プラスチックのリサイクル」に関するもので,特に「ケミカル・リサイクル」に関わる調査です。
ポリオレフィンは,様々な物性上の長所を持ち,加工性が特に優れ,毒性のない安価な材料として,包装材料をはじめ様々な用途に欠かすことのできない資材になり,半世紀間にも及んで大量に消費されてきました。しかし,有効に使用される期間は総じて短く,いわゆる使い捨てという部分が多いのも事実です。他の汎用樹脂を含め,廃棄されたプラスチック(以下,廃プラという)による環境汚染は長らく 「現代の公害問題」といってもよい課題であったわけですが,近年,カーボンニュートラル(以下,CNという)という思想からも指摘されているように,廃プラ問題は身の回りで毎日起こっている灯台下暗し的問題と言えます。にもかかわらず,日常生活にとってそれだけ必須材料になっている世界のポリオレフインの消費と生産量は,今現在も伸長しています。中後進国での廃プラ汚染問題は,今後ますます深刻になるでしょう。
2025年8月上旬、スイスのジュネーブで開催された国際プラスチック条約(Global Plastic Treaty)の国家間交渉は、22024年開催され,合意を目指した前回の釜山交渉に続いて,最終的な合意文書に至らず失敗の結末で閉幕しました。焦点だった新品プラスチック生産量を制限することを盛り込んだ条約案に対して、プラスチックの主要生産国が反対に回り、対立の溝は埋まらず合意には至りませんでした。今の米国政権は、一次プラスチック生産と汚染との関係は認められないと主張する立場を取っています。 今後の会合日程や開催地は未定ですが、各国の従来コミットメント(廃プラ問題の解決は必須ということ)は維持されています。
2025年の最近,欧米で,中小規模リサイクラーの倒産,また大手化学企業が主導しているリサイクルプラント(特に,ケミカルリサイクル)建設計画が中止,棚上げされる事件が少なからぬ件数で起きています。これらの事件の主因は,大量の安い廃プラ処理品が国外から輸入されていること,再生品プラの国内価格の安さ,EC 本部のリサイクル規制が非現実的で厳しすぎること,外からの移住者による中途半端な処理工場の存在,などが挙げられています。本問題でも,国際的な政治経済情勢が,大きな影響を投げかけていることがわかります。
廃プラ汚染対応戦略の一つにリサイクルがあります。廃プラのリサイクルの解決法は多岐にわたりますが,その基本はメカニカル・リサイクル(以下,MRという)であり,今後もリサイクル業務の中心的位置にいることは間違いなありません。しかし,対処相手の廃プラは雑然として混合汚染があるものであり,そのリサイクルの手法はさまざまに工夫された態様が存在しますが,リサイクル事業は,その地域の経済社会実態に大きく左右されていおり,どんなプロセスが自己の事業に適しているのかは即断するのが難しいものです。
MRは,混載廃棄物処理の基本的な解決法ですが,その原料から,複雑で精緻な「事前選別・洗浄工程」を経なければ,実際再使用できる材料を抜き出すことはできません.事前選別に注力すれば,選択率は減りリサイクル量は減るし,選別でラインから排除され不適物の量は増大する一方となります。つまり,廃プラを処分するに主導方法のMRに頼ることは限界ががあるということです。
このMRの限界を補うことができなければ,焼却や埋立のような,環境悪化の元凶に陥るやり方しかありません。
従って,このMRの限界を補う手法が必須であり,その有力な手法として,近年クローズアップされているのがケミカルリサイクル(以下,CR と言う)です。CRは簡単に言えば,廃プラ樹脂の高分子連鎖を切断し,高分子構成単位,またはモノマーに戻す作業です。CRには様々な手法が提案されており,一般的にはコストがかかると言われますが,今後進展させてゆかねばならない分野です。
その技術開発はスケールアップも含めて,現在世界で200件以上の案件が進行中ですが,今後,世界中でCRプラント計画がどの程度実現していくかは楽観できません。その原因は,結局,ケミカル処理工程が複雑でコストが相当高いからです。モノマーや構成単位までに戻して再重合するので,品質上の問題は全くないのですが,従来のような石油ベースの樹脂とのコスト比較では,明確な公的支援がなけれが成り立たないと思います。
本書は,世界における廃プラのケミカルリサイクルの技術と建設計画,CR の事業動向をまとめたものですが,散在するそれらの技術・プラントのデータ数は多く,情報を集約するのは容易ではありませんでしたが,できるだけ信頼のおける情報をもとにまとめました。本書の作成基準は 序-ページ に記しておりますが,使用データ情報は 2021年頃から 2025年9月中旬までに公開されている文献からの引用を主体として,著者の信頼おける情報筋からの聴取,実地見学などから取捨選択したもので成っています。
引用文献は序-7 にまとめています。
なお,多くの情報を取捨選択し,筆者の推定や考察によって編集している部分が多いので,データの正確性についての保証は困難であることをご了解いただきたくお願い致します。
また,本書は 第一部,第二部に分かれており,「廃プラ ケミカルリサイクル 技術・事業データベース 2025年-2026年版」の第一部をここに刊行するもので,第二部は2025年12月に発刊予定です。それも合わせてご期待ください。
最後に,別冊の形での刊行をご許可いただいた日本ポリオレフィン総合研究会の寺野会長および運営委員の方々に深く感謝致します。日本ポリオレフィン総合研究会の今後のますますの発展を祈念致します。