包装用ラミネート技術の基礎と環境対応 ~分離・再利用、評価技術、無溶剤接着剤の最新動向~
★2026年2月18日開講。【①加藤包装技術事務所:加藤氏】【②崇城大学: 池永氏】【③ホサナ技研: 小川氏】【④DIC株式会社: 川崎氏】の4名の専門家が、ラミネート技術の基礎からリサイクル、無溶剤接着剤について解説します。
■本講座の注目ポイント
包装用ラミネートは、バリア性や強度を付与する技術である一方、リサイクルなどの環境対応が求められています。本講座では、ラミネートの基礎・加工技術から、分離・再利用技術、検査・評価について学習できます。さらに、無溶剤ラミネートとして接着剤の動向までを解説します。
- 第1部 加藤包装技術事務所 代表 加藤 武男 氏
- 第2部 崇城大学 名誉教授 工学博士 池永 和敏 氏
- 第3部 ホサナ技研 代表 小川 正太郎 氏
- 第4部 DIC株式会社 パッケージングマテリアル製品本部 接着剤・ポリイソ 製品マネージャー 川崎 徳士 氏
●1名様 :60,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります】
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第1講:10:00-12:00(加藤包装技術事務所:加藤 氏)
「ラミネート技術の基礎・実用技術と環境負荷軽減への適応」
第2講:13:00-15:00(崇城大学:池永 氏)
「溶媒抽出法によるラミネートフィルムの分離とその再利用」
第3講:15:10-16:25(ホサナ技研:小川 氏)
「ラミネートフィルムのロールtoロール製造技術における課題とトラブル対策、検査・評価技術」
第4講:16:35-17:50(DIC株式会社:川崎 氏)
「分別塗工方式による即硬化型無溶剤接着剤の開発と軽包装への適用事例」
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【第1講】 ラミネート技術の基礎・実用技術と環境負荷軽減への適応
【時間】 10:00-12:00
【講師】加藤包装技術事務所 代表 加藤 武男 氏
【講演主旨】
ラミネート技術は、RtoRで複数の材料を積層化させる技術として包装材料では勿論のこと、産業資材や工業材料でも利用される展開性の高い加工技術である。実生産上、ラミネートでは様々な問題が発生するが、これらに対処するには接着の基礎やラミネートプロセスの特性を理解すると共に、トラブル事例を知って予防する必要がある。これらラミネート技術の基本と応用を初心者でも分かり易いよう解説する。また、包装の環境対応としてラミネートされた軟包装のリサイクル対応が世界的な課題となってきており、その動向についても触れる。
【習得できる知識】
①接着の基礎
②ラミネート技術の基本と応用
③ラミネート製品の特性とトラブル対策
④ラミネート製品の環境対応
【講演キーワード】
ラミネート,フィルム,包装,延伸,加工,接着、包装の環境対応、軟包装のリサイクル
【プログラム】
1. 何故ラミネートが必要なのか
1-1 包装材料の種類
1-2 包装材料に求められる特性
1-3 軟包装の基本構成と包装設計
2. ラミネートされるフィルムの基礎
2-1 プラスチックフィルムの製法、無延伸フィルムと二軸延伸フィルム
2-2 プラスチックフィルムの特性
3. 接着の基礎
3-1 接着のメカニズムと接着の条件
3-2 接着の向上策 表面処理
4.ラミネート技術
4-1 包装で用いられるラミネート方法の概要と選択基準
4-2 ドライラミネーション(加工法と材料、用途)
4-3 ウエットラミネーション(加工法と材料、用途)
4-4 押出ラミネーション(加工法と材料、用途)
4-5 サーマルラミネーション(加工法と材料、用途)
5. ラミネート製品の特性
5-1 ラミネートで向上する特性 物理的強度、バリア性
6. ラミネート製品のトラブルと対策
6-1 接着不良 様々な原因と対策
6-2 ヒートシール強度不足
7. ラミネート製品の環境対応
7-1. 包装の環境対応の動向
7-2. 軟包装のリサイクル化の動向
【質疑応答】
【第2講】 溶媒抽出法によるラミネートフィルムの分離とその再利用
【時間】 13:00-15:00
【講師】崇城大学 名誉教授 工学博士 池永 和敏 氏
【講演主旨】
COVID-19のパンデミックにより、家庭内での食品の消費が急増したことは、記憶に新しいと思う。すなわち、我々は、冷凍食品やスナック菓子のプラスチック製の袋を多量に消費したことになる。その殆どが、耐酸化措置として、アルミニウムの薄層を含むPET、PEおよびPPの多層フィルム(ラミネートフィルム)であり、複合材であるため単純な光学選別も役に立たず、多くの場合、燃焼もしくは埋め立てられるプラスチックの1つになっている。
講師らは、溶媒抽出を用いると極めて容易にフィルムの分離が可能であり、単純なラミネートフィルムの場合には、構造解析も可能となることを報告している。本講座では、ラミネートフィルムの分離と再利用の可能性について、焦点を絞り、解説する予定である。なお、実際の分離したフィルムなどについては、画面を通して、ご覧に入れる予定である。
【講演者について】
講師は、2005年から、マイクロ波を用いたポリエステル等のケミカルリサイクルの研究を行っている。現在、新しいコンセプトで、廃棄プラスチック中のPE、PPおよびPSなどの溶媒抽出法についても、ケミカルマテリアルリサイクルの観点から、研究を進めている。本講義では、その溶媒抽出法をラミネートフィルムへ適用すると、ラミネートフィルムの分離分析が可能となり、その0.01-0.03mmのフィルムの層構造にもメスを入れることが可能となった。なお、ATRイメージング法(パーキンエルマー・ジャパンの協力)を用いて、その層構造について確認したことにも言及する予定である。
【習得できる知識】
①プラスチックのリサイクルの基礎
②ラミネートフィルムの層構造
③溶媒抽出法
④ラミネートフィルムの分離・精製、ATRイメージング法
【講演キーワード】
COVID-19、溶媒抽出法、ラミネートフィルム、多層フィルム、ラミネートフィルムのリサイクル、ケミカルマテリアルリサイクル
【プログラム】
1. プラスチックの生産・製品・用途・廃棄
2. 一般的なプラスチックのリサイクル
3. 溶媒抽出法について
4. 溶媒抽出法によるラミネートフィルムの分離・精製
5. まとめと今後の展望
【質疑応答】
【第3講】 ラミネートフィルムのロールtoロール製造技術における課題とトラブル対策、検査・評価技術
【時間】 15:10-16:25
【講師】ホサナ技研 代表 小川 正太郎 氏
【講演主旨】
ロールtoロールによるラミネートフィルム製造において、その技術と特徴、設備や構成、技術ポイントなど、基本的な内容から、実際の操作における課題とトラブル対策、さらに製品の検査・評価技術について解説します。若手メンバーの教育ならびに現場力の向上の助けとして、本セミナーを役立てていただけますと幸いです。
【講演者について】
30年余り、富士フイルム(株)にて機能性フィルムの製造技術開発に関わり、退職後も、多くの企業にて、フィルム製造などの技術支援を実施しながら、セミナー実績も多数
【習得できる知識】
①ラミネートフィルムの製造技術の基礎と特徴
②ラミネート製造プロセスにおける課題とトラブル対策
③ラミネートフィルムの検査技術
【講演キーワード】
ラミネート、フィルム、ロールtoロール、積層、トラブル対策、検査、評価
【プログラム】
1. ラミネートフィルム製造の基本と技術ポイント
1-1. 基本プロセスとラミネート方式の種類
1-2. ラミネートにおける重要ポイント
2. ラミネートプロセスの概要
2-1. 各方式のプロセス内容とその特徴
2-2. 方式の比較(ドライ、押出し、熱)
3. ラミネートプロセスにおけるトラブル対策
3-1. 各方式におけるトラブルと対策
3-2. トラブル対策に関する特許事例
4. ラミネートフィルムの検査・評価技術
4-1. 検査の目的と欠陥の種類
4-2. インライン検査装置の例
4-3. 積層膜の評価方法の例
【質疑応答】
【第4講】 分別塗工方式による即硬化型無溶剤接着剤の開発と軽包装への適用事例
【時間】 16:35-17:50
【講師】DIC株式会社 パッケージングマテリアル製品本部 接着剤・ポリイソ 製品マネージャー 川崎 徳士 氏
【講演主旨】
ラミネート用接着剤はグローバルで溶剤型から無溶剤型に移行しています。しかし、無溶剤型は溶剤型に比較し環境に優しい一方で加工適性や物性に多くの課題があります。DICはこれらの課題を解決するために新規ラミネーションシステムの開発、新規材料を使用した製品開発を行っています。無溶剤型ラミネート接着剤の市場を広めるDICの取り組みと製品の紹介を行います。
【講演のポイント】
無溶剤型ラミネート接着剤の基礎知識と課題の説明し、課題を解決するための分別塗工方式による即硬化型接着剤「DUALAM」の開発、安全性の高いモノマーULMを使用した無溶剤接着剤の開発について提案いたします。
【習得できる知識】
①無溶剤型ラミネート接着剤の基礎知識
②無溶剤型ラミネート接着剤によるラミネート加工時のトラブル
③分別塗工方式による即硬化型接着剤「DUALAM」
④安全性の高いモノマーULMを使用した無溶剤接着剤
【講演キーワード】
ラミネート、接着剤、包装材料、軽包装、プラスチックフィルム、無溶剤、環境対応、分別塗工、ULM
【プログラム】
1. ラミネート接着剤の種類と需要推移
2. 無溶剤型ラミネート接着剤の基礎知識と課題
3. DICの無溶剤型ラミネート接着剤に対する新しい取り組み
3-1 無溶剤接着剤の課題に対応した通常タイプの開発
3-2 DUALAM分別塗工方式による即硬化型無溶剤接着剤の開発
3-3 Ultra Low Monomer ULM)を使用した無溶剤接着剤の開発
【質疑応答】