【2023年度】『次世代イノベーター育成講座』(高分子学会員外)
~技術革新から新たな価値を創造するビジネスプロデューサーを目指して~
※こちらの講座は誠に恐縮ながら定員に達した関係でお申込みを締め切らせていただいておりますので、ご了承いただけますと幸いでございます。次年度にも開催を予定しておりますので、ぜひそちらの機会にご参加いただけましたら幸いでございます。
※お振込みの際には、大変恐縮ですが、本講座につきましては【銀行振り込み】をご選択くださいませ。(弊社では本講座を主催する高分子学会殿の事務代行業務を執り行っている関係で、お振込み先は高分子学会殿となっており、お申し込み後に弊社より高分子学会殿へのお振込み先の請求書を発行させていただきます。)
※講師のご登壇の日時に一部変更点がございます。
★高分子学会主催による全6回(4月開講~10月終講)に渡る若手イノベーターを育成する為の実践力アップ講座!
★実際に企業で新規事業立ち上げを指揮してきたトップマネージャーを講師に迎え、
講師と共にビジネスプロデューサーとしての思考を身につけられることを目指した構成!!
★受講者間のネットワーク作りが促進して、学んだ事の理解が増すグループ討論会を予定!
各回テーマ毎に、参加者をグループ分け後、講師・ファシリテーターと共にグループ討論後、グループ発表会を実施。
グループ発表資料は受講者の復習と学んだ知識の社内共有化も兼ねて後日、事務局より配布!
★同じ課題を抱えた若手イノベーター同士が共に学び、共に議論することで
イノベーターとしての心構え・目的意識が明確となり、仕事へのモチベーションが飛躍的に向上!
★各回の講座終了後に自由討論会(フリーディスカッション、参加任意)を予定
★コロナ感染対策の観点から状況を見て、WEB形式または会場形式を併用する形で講座の運営を予定
★【2023年度・次世代イノベーター育成講座】プレセミナー(WEB,参加費無料)の参加希望者は下記タイトルをクリック。
→ 【2023年度・次世代イノベーター育成講座】プレセミナー(事前説明会)
- 第1部 ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社 代表取締役パートナー 木場 祥介 氏
- 第2部 積水化学工業株式会社 コーポレート 新事業開発部 部長 吉岡 忠彦 氏
- 第3部 公益社団法人 高分子学会 高分子同友会 氏
【高分子学会員外】同一法人2名目以降は一名につき 275,000円(消費税・テキスト代込)
【2022年度以前の同講座に参加された継続参加希望者】一名につき 220,000円(消費税・テキスト代込)
※上記価格は全6回分の費用となります。単回での個別のご案内は行っておりません
※事前にご連絡いただければ、参加申込者がやむを得ぬ理由でご出席できない場合は同一法人内の代理出席者も承ります
※【受講票・請求書】の自動発行システムによりAndTechを支払先とする①請求書(AndTech)が自動発行されますが、当講座は高分子学会主催講座であるため、お申し込みを確認後、高分子学会を支払先とする②請求書(高分子学会)を事務局より発行後、PDFにて②請求書を発送させていただきます。①請求書(AndTech)はご利用されないようにご注意ください。
※申込後、主催側に会員資格の有無を確認後、請求書を送付させていただきます
※【2022年度以前の同講座に参加された継続参加希望者】はこちらからはお申込みいただけないので事務局にお問合せください。
●講師名
【第一回 4月7日(金)】
第1部 (一社)イノベーション アーキテクト 代表理事 中村 善貞 氏
第2部 住友化学(株) 経営企画室・特命事項統括 岡本 敏 氏
【第二回 5月12日(金)】
第1部 (株)AndTech 顧問 古藤 健二郎 氏(元スリーエムジャパンヘルスケアカンパニー(株) 代表取締役、元スリーエムジャパン(株) カスタマーテクニカルセンター長)
第2部 三菱ケミカル(株) P&C/MMAビジネスグループ コーティング&アディティブス本部 コーティング&アディティブス研究開発センター C&A大阪室長
兼 P&C/MMAビジネスグループ 戦略企画本部 イノベーション&ビジネス開発部 R&D大阪エリア長 宗像 基浩 氏
【第三回 6月9日(金)】
第1部 AJS(株) ICTイノベーション事業部 副事業部長 兼 ICTイノベーション1部長 工学博士 加藤 仁一郎 氏(元旭化成(株) 上席理事(兼)富士支社長)
第2部 (株)カネカ Material Solutions New Research Engine 所長 小澤 伸二 氏
【第四回 7月14日(金)】
第1部 セラニーズコーポレーション(元デュポン(株) アジア統括責任者) 半田 昌史 氏
第2部 キリンホールディングス(株) R&D本部 研究開発推進部 主幹 博士(農学) 小泉 英樹 氏
【第五回 9月8日(金)】
第1部 日東電工(株) 副CTO 研究開発本部長 佐竹 正之 氏
第2部 AGC(株) 技術本部 先端基盤研究所 所長 神谷 浩樹 氏
【第六回 10月6日(金)】
第1部 ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター(株) 代表取締役パートナー 木場 祥介 氏
第2部 積水化学工業(株) コーポレート 新事業開発部 部長 吉岡 忠彦 氏
●定員:25名
【開講にあたって】
研究開発により、新しい技術を生み出したとしてもそれだけでは新たな事業を成功させ、世の中に新しい価値を提供しイノベーションを起こすには至りません。新たな技術を如何に新たな価値に変え、社会を変革(イノベーション)していくか。それには技術、人、市場、知財、など新事業に関わるあらゆるモノ・コト、ソトとウチを、分野を超えてプロデュースする人材、即ちビジネスプロデューサーが求められるのです。本講座はそのようなビジネスプロデューサーとしての思考を身に付けることを目的としています。
講師陣には企業で実際に新規事業立ち上げや製品開発を指揮してきたトップマネージャ達を迎え、受講者と共に実践的な議論を行うことを企図しています。
本講座は高分子学会 高分子同友会が主催し、次世代ビジネスプロデューサー育成が広く我が国のモノづくり産業振興に寄与するものと考え、人材育成を図るための公益事業として実施致します。
公益社団法人高分子学会 高分子同友会
【全体スケジュール】
13:00-14:00 第1部 講義
14:10-15:10 第2部 講義
15:20-16:50 グループ討論(6~7名位のグループ分けを予定)
17:00-18:30 グループ討議発表
【第1回 研究・事業プロジェクトの立上げまでの仕掛けづくり/4月7日(金)】
★企業は新規商品製品・サービスとして何を事業とすべきか、何故そうなるのか、どうやって新規事業を立ち上げていくべきか?
第1部 本質的な技術価値追及による新市場開拓と新規事業創出の現場づくり
~富士フイルムの例を参考に~
【13:00-14:00】
講師:(一社)イノベーション アーキテクト 代表理事 中村 善貞 氏
【ご経歴】
1984年 京都大学大学院工学研究科修了、富士写真フイルム入社
足柄研究所にて写真感光材料用の素材ならびに商品開発を担当
2002年 新規事業開発本部にて光学材料の新規事業・新商品開発を担当
2006年 ライフサイエンス研究所にて機能性化粧品開発リーダーに就任、「アスタリフト」の製品・事業開発を牽引
2011年 機能性化粧品商品企画(商品部長)と商品開発(研究開発担当部長)を兼務し、富士フイルムの化粧品事業立ち上げに貢献
2014年 新規事業立ち上げの経験を活かし、R&D統括本部 技術戦略部にてイノベーションの創出を担当
2015年 R&D統括本部 先端コア技術研究所 副所長 兼 経営企画本部 イノベーション戦略企画部 技術マネージャー
2017年よりイノベーション アーキテクトとして新規事業・イノベーション創出に活躍
現在、一般社団法人イノベーション アーキテクト 代表理事
【受賞】
2011年度 創造性を拓く先端技術大賞特別賞
「人型ナノセラミドを用いた、乾燥を根本から改善する化粧品アスタリフトジェリーアクアリスタの開発」
2014年度 全国発明表彰 発明賞
「人型セラミドを配合した保湿性に優れる機能性化粧品の発明」
【著書】
「図解 実践 オープン・イノベーション入門」(共著 2016年 言視舎)
「図解 新規事業を創出する方法」(2018年 言視舎)
【講演主旨】
富士フイルムは、写真のデジタル化により「銀塩写真フィルム」という本業を消失することとなった。そこで、第二の創業として社内の技術アセットの棚卸しを行い、新たな事業創出を図ってきた。それは、戦略的な①Destructiveな技術の獲得による現業市場の確保であり、②保有技術の本質的な価値追求や、応用可能な機能展開による新市場の開拓であった。それらの新規事業の創出の現場において何が課題だったのか、化粧品事業創出を例に考えてみたい。
そして今、企業は新規商品製品・サービスとして何を事業とすべきか、分からなくなっている。何故そうなるのか、どうやって新規事業を立ち上げていくべきか一緒に考えていきたい。
★具体的な協業事例をや実際に行っている各プロジェクトのマネジメントについて解説!
第2部 研究・事業プロジェクトのオープンイノベーションを活用した立ち上げ
【14:10-15:10】
講師:住友化学(株) 経営企画室・特命事項統括 岡本 敏 氏
【ご経歴】
1995年6月 東京工業大学 博士課程 高分子工学専攻修了
1995年9月~ ポリテクニック工科大学(現NYU)(ニューヨーク)博士研究員
1996年4月~ 住友化学工業(株)入社 精密化学研究所に配属
2001年10月~ 住友化学(株) 情電研 主任研究員
2007年4月~ 住友化学(株) 情電研 上席研究員・スーパーエンプラグループ・グループマネージャー
2013年1月~ 住友化学(株) 情電研 上席研究員・新規テーマ探索グループ・グループマネージャー
2013年4月~ 先端材料開発研究所・新規テーマ探索グループを兼務
2017年4月~ 住友化学(株) 技術・研究企画部(東京本社)担当部長(オープンイノベーションを担当)
2022年4月~ 住友化学(株) 経営企画室(東京本社)特命事項統括
現在に至る
【講演主旨】
近年オープンイノベーションが盛んに行われてきている背景には、①技術革新のスピードが速く、製品の技術が陳腐化しやすい、②顧客や市場ニーズの変化が激しい、③コモディティ化しやすい、④業界が過当競争に陥っているなどの理由により、プロダクトライフサイクルの短期化が起こっていることがあります。
当社はオープンイノベーションを、勃興するスタートアップ企業をホライズン・スキャニングに捉え、グローバルの地域で能動的に協業することで、事業創出に必要なアセット・ケイパビリティの複雑化、求められるスピード感への対応などを目的として、研究開発戦略に埋め込んでいくことを積極的に推進してきました。大幅な開発コストがかかるディープテックのR&D初期段階における投資の抑制や、開発期間の大幅な短縮、専門家・専門知識の有効活用などを実現している、具体的な協業事例を幾つか紹介しながら、実際に行っている各プロジェクトのマネジメントについても説明します。
第3部 グループ討論会およびグループ発表会
【15:20-18:30】
1.グループ討議(15:20-16:50)
参加者をグループ分け後、講師または主催側(ファシリテーター)が提案する議題(各回のテーマ)について、グループ内で討議を行っていただきます。
2.発表・議論(17:00-18:30)
グループ討議後、議題についてグループ毎に代表者が発表を行い、発表後、ファシリテーターおよび講師等から発表内容について議論のまとめを行っていただきます。
※グループ討論会の進行スケジュールは当日の議論の推移によって、時間が多少、前後する場合がございますので予めご了解くださいませ。
※グループ発表後、公式スケジュールは終了といたします。
【第2回 プロジェクトテーマ選定と推進/5月12日(金)】
★グローバル企業はどのようにイノベーションを起こす活動に取り組んでいるのか?
第1部 グローバルでのイノベーター人材教育の流れと3M社の新製品開発手法とイノベーションを支える仕組み
【13:00-14:00】
講師:(株)AndTech 顧問 古藤 健二郎 氏(元スリーエムジャパンヘルスケアカンパニー(株) 代表取締役、元スリーエムジャパン(株) カスタマーテクニカルセンター長)
【ご経歴】
3M社入社後、在庫管理、製造計画、生活用品機能材事業部マーケティング部長を経て生活用品機能材事業部長を歴任、顧客志向のビジネスモデルを構築、紙おむつテープ事業で、新製品を導入して、マーケットシェア 100%を達成。既存素材を活用して、化粧品市場に新製品を出し、新規市場開拓を行い、事業部の成長に寄与した。 ヘルスケア部門に異動し、医療用製品事業部長、スリーエムヘルスケア(株) 代表取締役を歴任し、病院向けビジネスモデルを構築し、事業を成長に貢献。 住友スリーエムカスタマーテクニカルセンター長として51の基盤技術や企業文化の紹介を行い、3M 社のイノベーションの仕組みを世に紹介した。 3M社退職後、企業コンサルタント業を始め、R&D向けに社内研修、新規事業開発を中心としたコンサ ルティング活動を開始。現在に至る。
【講演主旨】
イノベーションについては、グローバル企業が優位に立ち、現在は日本企業を凌駕している。
グローバル企業がどのようにイノベーションを起こす活動に取り組んでいるかを理解することが重要である。
その仕組みを理解し、活用することでイノベーションの発現につながればと願う。
ケーススタディーとして3M社のイノベーションを起こすための仕組みや文化についても紹介する。
講演では、企業文化とそれを支える仕組みに触れ、また新規プロジェクトの進捗管理についての仕組みと新規ビジネスを探すためのツールについても実施例をもとに、企画・R&D向けにわかりやすく説明する。
★不確実性が増す環境の中で如何にして未来社会創造に繋がる研究開発テーマを発掘し、どのように推進すると実現可能性が増すか考えてみよう!!
第2部 研究開発テーマの発掘と、その進め方
~VUCA環境の下で如何にして研究開発テーマを発掘し、推進するのか~
【14:10-15:10】
講師:三菱ケミカル(株) P&C/MMAビジネスグループ コーティング&アディティブス本部 コーティング&アディティブス研究開発センター C&A大阪室長
兼 P&C/MMAビジネスグループ 戦略企画本部 イノベーション&ビジネス開発部 R&D大阪エリア長 宗像 基浩 氏
【ご経歴】
1994年3月 京都大学大学院工学研究科石油化学専攻(現 物質エネルギー化学専攻)修士課程修了
1994年4月 三菱化成(株)(現 三菱化学(株))に入社後、ポリエステル樹脂の開発に従事。
2008年4月 米国の関係会社勤務を経て、開発グループマネジャー
2010年5月 三菱樹脂(株)に出向し、研究開発の企画・管理を担当
2012年4月 新規事業部門の企画管理グループマネジャーその後、研究開発戦略および次世代事業企画のグループマネジャーを経て
2016年12月 情電・デイスプレイ部門 ポリエステルフィルム開発センター長
2020年4月 三菱ケミカル(株) 大阪研究所長
【著書】
江戸時代のハイテクイノベーター(共著)
【講演主旨】
VUCAという環境に加えてCOVID-19の影響もあり不確実性はどんどん増す、そんな世の中で我々は事業を行っている。このような状況では開発した製品の寿命も短くなり、また研究開発テーマの推進も難しくなり、さらにはどんな研究開発テーマをすればいいのか?それが分からなくなってきている。そこで、研究開発テーマの発掘について、未来洞察を意識したテーマの発掘方法や探索的なマーケティング手法を活かしたテーマの発掘方法について、自身の経験に基づき述べると共に、研究開発テーマの推進についてもMOTの視点をベースに実践的な方法について述べる。また、参加者がキャリアやマネジメントについて考える上で参考になると考えている研究開発人材や組織の在り方についても触れたい。
第3部 グループ討論会およびグループ発表会
【15:20-18:30】
1.グループ討議(15:20-16:50)
参加者をグループ分け後、講師または主催側(ファシリテーター)が提案する議題(各回のテーマ)について、グループ内で討議を行っていただきます。
2.発表・議論(17:00-18:30)
グループ討議後、議題についてグループ毎に代表者が発表を行い、発表後、ファシリテーターおよび講師等から発表内容について議論のまとめを行っていただきます。
※グループ討論会の進行スケジュールは当日の議論の推移によって、時間が多少、前後する場合がございますので予めご了解くださいませ。
【第3回 製品化・事業化への道筋 /6月9日(金)】
★化学製品の基礎・開発から事業化まで、各ステージを迎える時の準備、検討項目を課題から説明し、実際にやるべきことを具体的に演者の経験から説明!
第1部 製品化・事業化に向けた基礎・開発から事業化までの道筋
【13:00-14:00】
講師:AJS(株) ICTイノベーション事業部 副事業部長 兼 ICTイノベーション1部長 工学博士 加藤 仁一郎 氏(元旭化成(株) 上席理事(兼)富士支社長)
【ご経歴】
1985年 旭化成工業(株):現旭化成(株)入社
繊維技術研究所長、知的財産部長、研究開発センター長、基盤技術研究所長、富士支社長
2022年 AJS(株)入社
【講演主旨】
一から研究開発を開始して、事業化を行うことは非常に難しい。事業化までの様々な開発ステージを理解、想定し、各段階でやるべきことを明確にして進めないとゴールには到達しない。想定外のことが起こることも通常である。この講演では、化学製品の開発を前提として研究開発を進めるうえで、起こりうる問題、課題を紹介し、事業化までの各開発ステージでやるべきことを概説する。
【受講生に問いたい・考えてほしい課題】
・自らが抱える課題に落とし込んでほしい。
・自分でできないことも周りの協力を得て、突破する考え方を学んでほしい。
★ゴールを目指してスタートしようとする我々は今、何を考え、何をすべきか!
第2部 新製品・新事業の立上げを目指した研究開発
【14:10-15:10】
講師:(株)カネカ Material Solutions New Research Engine 所長 小澤 伸二 氏
【ご経歴】
1994年 京都大学大学院工学研究科分子工学専攻博士課程修了
株式会社カネカ 入社 (旧社名:鐘淵化学工業株式会社)
主に研究テーマ企画に従事
2013年 先端材料開発研究所 研究テーマ企画室長
2017年 Material Solutions Research Institute 基盤技術協働研究所長
大阪大学大学院工学研究科 特任教授(2017年~ )
2020年 Material Solutions New Research Engine Fundamental Technology Groupリーダー 兼 基盤技術協働研究所長
2021年 Material Solutions New Research Engine Planning Teamリーダー
2022年 Material Solutions New Research Engine 所長 現在に至る
【講演主旨】
新製品・新事業の立上げは、企業における研究開発の最も重要な役割の一つであり、目指すゴールである。ゴールまでの各ステップをクリアすることは容易ではないが、市場環境の先が見通せない混迷の時代にあって、目指すゴールをしっかりと見定め、適切なテーマをタイムリーに設定できるかどうかがプロジェクトの勝敗を分けると言っても過言ではない。したがってこれらの役割を担う研究者・イノベーターへの期待は大きい。本講義では、カネカで経験してきた事例を紹介しながら、我々は何を考え、何をすべきかを考えていく。
【受講生に問いたい・考えてほしい課題】
・“筋のいい”テーマとは、価値とは何か ・どうやって研究開発テーマを探すか、選ぶか
第3部 グループ討論会およびグループ発表会
【15:20-18:30】
1.グループ討議(15:20-16:50)
参加者をグループ分け後、講師または主催側(ファシリテーター)が提案する議題(各回のテーマ)について、グループ内で討議を行っていただきます。
2.発表・議論(17:00-18:30)
グループ討議後、議題についてグループ毎に代表者が発表を行い、発表後、ファシリテーターおよび講師等から発表内容について議論のまとめを行っていただきます。
※グループ討論会の進行スケジュールは当日の議論の推移によって、時間が多少、前後する場合がございますので予めご了解くださいませ。
【第4回 事業マネジメントと研究開発部門の役割/7月14日(金)】
★事業化は個人がリードする!
第1部 事業マネジメントと市場開拓
【13:00-14:00】
講師:デュポン(株) アジア統括責任者 半田 昌史 氏
【ご経歴】
1989年 ICIジャパン入社, フィルム事業部 営業部
1993年 ICIアメリカ転籍 フィルム事業部 マーケティング
1995年 ICI ジャパン転籍 フィルム事業部 開発
1998年 デュポン株式会社 転籍
2000年 帝人デュポン株式会社 設立 出向 工業用PEN、工業用PET
2016年 デュポン株式会社 フィルム事業部
【講演主旨】
医療用フェースシールド(アメリカ)の開発を例とし、事業化への経緯を説明する。社内にはテーマの進め方のプロセスは存在するが、重要なのは如何に担当者がリードするかという事。アメリカ人は合理的に開発しているような印象を持っているが、実は、泥臭く20年前までの日本と似ている。
【受講生に問いたい・考えてほしい課題】
会社、組織は個人をサポートする役割ではないのか。
★R&Dに属する研究員は何をどこまで考えて活動すべきか?
第2部 企業におけるR&Dに求められる役割
~元研究員が経営企画の視点から眺めたR&Dとは~
【14:10-15:10】
講師:キリンホールディングス(株) R&D本部 研究開発推進部 主幹 博士(農学) 小泉 英樹 氏
【ご経歴】
1999年 キリンビール(株)基盤技術研究所入社
2020年 キリンホールディングス(株)経営企画部健康事業推進室主幹
2021年 現職
【講演主旨】
企業における研究開発活動の目的は、研究開発に資源を投資することにより、新たなビジネスチャンスを生み出す機会を得て、競争力を獲得することです。つまり経営から見たR&D組織の存在意義は「企業が投資した金額に見合うリターンをいつの日か得られる事」に尽きます。この極めて当たり前のことを当たり前と捉える事の大切さを再認識し、日々の活動に活かしていただけるような内容を、自らの少ない経験を交えてお話させていただければと思います。
【受講生に問いたい・考えてほしい課題】
日々の研究開発活動において、自身はR&D部門の存在意義に照らし合わせて、正しく活動できているだろうかを自問し、自分たちは会社が行っている活動をどこまで理解し、どこまで行動すべきなのかということを考えるきっかけにしていただければ幸いです。答えは各企業が属しているビジネス領域によっても異なるでしょうし、正解はないと思っています。
第3部 グループ討論会およびグループ発表会
【15:20-18:30】
1.グループ討議(15:20-16:50)
参加者をグループ分け後、講師または主催側(ファシリテーター)が提案する議題(各回のテーマ)について、グループ内で討議を行っていただきます。
2.発表・議論(17:00-18:30)
グループ討議後、議題についてグループ毎に代表者が発表を行い、発表後、ファシリテーターおよび講師等から発表内容について議論のまとめを行っていただきます。
※グループ討論会の進行スケジュールは当日の議論の推移によって、時間が多少、前後する場合がございますので予めご了解くださいませ。
【第5回 イノベーションとプロジェクトマネジメント/9月8日(金)】
★製品開発、立ち上げにおいてプロジェクトマネジメントにおける留意点とは?
第1部 Innovation for Customersの実践と顧客との共創活動、プロジェクトマネジメントの要諦
【13:00-14:00】
講師:日東電工(株) 副CTO 研究開発本部長 佐竹 正之 氏
【ご経歴】
1991年 大阪市立大学工学部応用化学課修士課程修了。
日東電工株式会社入社。粘着剤研究所配属。
1996年 情報機能材料事業部門 開発部に異動。光学フィルム用粘着剤開発を担当。
2008年 日本接着学会技術賞 受賞 「LCD光学フィルム用粘着剤の開発」
2010年 情報機能材料事業部門 開発部 第2開発部部長
2013年 全社技術部門 研究開発本部 基幹技術研究センター長
2018年 全社技術部門 研究開発本部長
2021年 副CTO 全社技術部門 研究開発本部長
【講演主旨】
弊社のブランドスローガンである「Innovation for Customers」の実践に向け、研究開発における三新活動、お客様との共創活動について、弊社での活動事例を紹介します。
また、製品開発、立ち上げにおいて私自身の経験を元にプロジェクトマネジメントにおける留意点をご紹介したいと思います。
★ブランドステートメント「Your Dream, Our Challenge」に基づいた事業立ち上げ時の体制づくり・メンバー編成とマネジメントの進め方とは?
第2部 両利きの経営と新事業創出活動、オープン・クローズ戦略による開発プロジェクトマネージメント
【14:10-15:10】
講師:AGC(株) 技術本部 先端基盤研究所 所長 神谷 浩樹 氏
【ご経歴】
1986年 名古屋大学合成化学科修士課程修了
同 旭硝子(株)入社 中央研究所(当時、研究開発部)配属
一貫して含フッ素高分子材料開発に従事
2007年 化学品カンパニー 開発部長
2012年 AGC Chemicals Americas Inc. President & CEO
2018年 技術本部企画部長
2020年 執行役員 技術本部 先端基盤研究所長
【講演主旨】
弊社の創業精神を受け継いだブランドステートメント「Your Dream, Our Challenge」に込められたイノベーションへの考え方と、両利きの経営手法による新事業創出の仕組み、社内外との協創活動によるイノベーションの創出活動の要点・考え方を事例も含めてご紹介します。
第3部 グループ討論会およびグループ発表会
【15:20-18:30】
1.グループ討議(15:20-16:50)
参加者をグループ分け後、講師または主催側(ファシリテーター)が提案する議題(各回のテーマ)について、グループ内で討議を行っていただきます。
2.発表・議論(17:00-18:30)
グループ討議後、議題についてグループ毎に代表者が発表を行い、発表後、ファシリテーターおよび講師等から発表内容について議論のまとめを行っていただきます。
※グループ討論会の進行スケジュールは当日の議論の推移によって、時間が多少、前後する場合がございますので予めご了解くださいませ。
【第6回 新事業創出につながる技術・ビジネスの目利き力とオープンイノベーション/10月6日(金)】
第1部 素材・化学産業の新事業創出におけるスタートアップの活用
~シーズの発掘、育成、マーケッティング、事業化を見通した体制イメージ構築まで~
【13:00-14:00】
講師:ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター(株) 代表取締役パートナー 木場 祥介 氏
【ご経歴】
豊田通商株式会社に入社後、トヨタ自動車株式会社出向を経て、機能性材料分野における新規事業の立ち上げと、素材系ベンチャー企業への投資、グローバル展開支援に従事。2012年に株式会社産業革新機構(現・株式会社INCJ)に入社後、素材・化学チームを立ち上げ、UMIを企画の後、2016年4月よりUMIに正式参画。早稲田大学大学院理工学研究科、東京農工大学大学院生物システム応用科学府修了。博士(工学)。
【講演主旨】
昨今、素材・化学産業でも注目を浴びるスタートアップであるが、カルチャーの違いから協業がうまくいかない事例が多く見られる。「スタートアップとの連携ありき」ではなく、何故連携が必要なのか、連携する場合はどのようなポイントを考慮すべきなのか、ケーススタディを踏まえ紹介を行う。
【キーワード】
スタートアップ、新事業創出、起業
★目利き力の縦糸を、オープンイノベーションの横糸で繋ぎ、社会課題解決の共創を!
第2部 技術・ビジネスの目利き力とオープンイノベーション
【14:10-15:10】
講師:積水化学工業(株) コーポレート 新事業開発部 部長 吉岡 忠彦 氏
【ご経歴】
大阪大学基礎工学部化学工学科卒。
積水化学工業入社後、機能性フィルムの開発、技術サービスを国内外で担当(内、米国駐在5年)
自動車関連材料のマーケティンググループ長、自動車関連材料企画室長などを歴任。
2012年 インドでの樹脂成型事業合弁会社取締役、CEO
2016年 高機能プラスチックスカンパニー 開発研究所 開発企画部長兼開発管理部長として水無瀬イノベーションセンターの立上げ。
2020年より現職。
2021年 イノベーション推進グループ(C.O.B.U.)立上げ。
【講演主旨】
良いものを作れば売れる時代は過去となり、イノベーションを起こし続ける事が企業の持続的成長には不可欠となった。特にコロナ禍で不確実性が加速する中、開発責任者やリーダーは、技術や事業の将来を見通しながら、日々の意思決定を迫られている。そこに必要な能力は、ズバリ「目利き力」であり、この能力を鍛えることがリーダーの必須条件と言えよう。本セミナーでは、目利き力とは何か、どうすれば鍛えられるのか、組織的に目利き力を高めるには何をすべきか、更には、異なる観点を持つ他者とのオープンイノベーションの重要性等の観点から議論を進め、イノベーションへの示唆とする。参加者と共に考え、次の行動につながる知恵を共有したい。
【受講生に問いたい・考えてほしい課題】
自身や自組織の課題を1つでも発見し、解決への行動を起こして欲しい。
第3部 グループ討論会およびグループ発表会
【15:20-18:30】
1.グループ討議(15:20-16:50)
参加者をグループ分け後、講師または主催側(ファシリテーター)が提案する議題(各回のテーマ)について、グループ内で討議を行っていただきます。
2.発表・議論(17:00-18:30)
グループ討議後、議題についてグループ毎に代表者が発表を行い、発表後、ファシリテーターおよび講師等から発表内容について議論のまとめを行っていただきます。
※グループ討論会の進行スケジュールは当日の議論の推移によって、時間が多少、前後する場合がございますので予めご了解くださいませ。
【第1講】 第1部 素材・化学産業の新事業創出におけるスタートアップの活用 ~シーズの発掘、育成、マーケッティング、事業化を見通した体制イメージ構築まで~
【時間】 13:00-14:00
【講師】ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社 代表取締役パートナー 木場 祥介 氏
【講演主旨】
昨今、素材・化学産業でも注目を浴びるスタートアップであるが、カルチャーの違いから協業がうまくいかない事例が多く見られる。「スタートアップとの連携ありき」ではなく、何故連携が必要なのか、連携する場合はどのようなポイントを考慮すべきなのか、ケーススタディを踏まえ紹介を行う。
【プログラム】
スタートアップ、新事業創出、起業
【第2講】 第2部 技術・ビジネスの目利き力とオープンイノベーション
【時間】 14:10-15:10
【講師】積水化学工業株式会社 コーポレート 新事業開発部 部長 吉岡 忠彦 氏
【講演主旨】
良いものを作れば売れる時代は過去となり、イノベーションを起こし続ける事が企業の持続的成長には不可欠となった。特にコロナ禍で不確実性が加速する中、開発責任者やリーダーは、技術や事業の将来を見通しながら、日々の意思決定を迫られている。そこに必要な能力は、ズバリ「目利き力」であり、この能力を鍛えることがリーダーの必須条件と言えよう。本セミナーでは、目利き力とは何か、どうすれば鍛えられるのか、組織的に目利き力を高めるには何をすべきか、更には、異なる観点を持つ他者とのオープンイノベーションの重要性等の観点から議論を進め、イノベーションへの示唆とする。参加者と共に考え、次の行動につながる知恵を共有したい。
【プログラム】
自身や自組織の課題を1つでも発見し、解決への行動を起こして欲しい。
【第3講】 グループ討論会およびグループ発表会
【時間】 15:20-18:30
【講師】公益社団法人 高分子学会 高分子同友会 氏
【講演主旨】
1.グループ討議(15:20-16:50)
参加者をグループ分け後、講師または主催側(ファシリテーター)が提案する議題(各回のテーマ)について、グループ内で討議を行っていただきます。
2.発表・議論(17:00-18:30)
グループ討議後、議題についてグループ毎に代表者が発表を行い、発表後、ファシリテーターおよび講師等から発表内容について議論のまとめを行っていただきます。
※グループ討論会の進行スケジュールは当日の議論の推移によって、時間が多少、前後する場合がございますので予めご了解くださいませ。
※グループ発表後、公式スケジュールは終了といたします。
【プログラム】
グループ討論会およびグループ発表会
アクセスマップ
◆都営浅草線 東日本橋駅 浅草橋・押上方面よりB3出口徒歩4分
人形町・日本橋方面よりB4出口徒歩4分
◆都営新宿線 馬喰横山駅 地下通路経由B4出口徒歩5分
◆JR総武快速線 馬喰町駅 東口改札経由地下歩道C1出口徒歩6分
◆JR総武線 浅草橋駅 東口徒歩7分