【電子版】環境配慮型材料Vol.15 ~環境イノベーション戦略と次世代エネルギー~

― 太陽電池、グリーン水素、核融合。次世代エネルギーは本当に社会実装できるのか ―

インフラ・エネルギー・材料分野の企業・研究者が、次世代エネルギー技術の「現実的な普及課題」と「事業化への方向性」を解説する一冊です。

ペロブスカイト太陽電池では、建材一体型太陽電池やモジュール実装に向けた取り組み、封止・電極・バリア膜などの材料技術を特集。さらに、水電解・グリーン水素・CCS・核融合発電(フュージョンエネルギー)などの国内外の動向を解説。最後に、電子廃棄物の問題を通じて、私たちが製造した電子機器が他国でどのように扱われているかを紹介しています。

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★紙版はこちら
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番号
EM0015e
発行年月
2026/05/29
体裁
B5判, 108ページ
フォーマット
電子書籍(eBook)
定価
16,500 円(本体15,000円+消費税、送料込)
冊数:

執筆者

永石 暁
 日揮株式会社 未来戦略室 エネルギーサービス事業開発グループ マネージャー
石井 久史
 株式会社LIXIL LHT商品本部 技術研究所 フェロー
 東京都市大学 お茶の水女子大学非常勤講師
 太陽エネルギーデザイン研究会 副会長
 日本太陽エネルギー学会 理事
 再生可能エネルギー協議会 理事
 IEA PVPS Task15 Activity Leader
 EC/ISO JWG11 Expert, IEC TC82 TS 63092-3 Project Leader
五反田 武志
 株式会社東芝 参事
硯里 善幸
 山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター センター長 教授
 山形大学 大学院理工学研究科 化学・バイオ専攻
向殿 充浩
 有機デバイスコンサルティング 代表
 山形大学 客員教授
西森 克吏
 三菱ガス化学株式会社 東京研究所 主任研究員
仮屋 夏樹
 株式会社みずほ銀行 情報数理工学研究所 応用技術開発部 上席主任研究員
近藤 元博
 愛知工業大学 総合技術研究所 教授
都筑 和泰
 一般財団法人 エネルギー総合工学研究所 原子力技術センター 原子力グループ 部長
石井 良一
 野村證券株式会社 フード&アグリビジネス・コンサルティング部 シニアアドバイザー
 滋賀大学 名誉教授
木村 太一
 MAGO MOTORS JAPAN株式会社 取締役




目次

第1章 環境イノベーション戦略: ペロブスカイト太陽電池の早期社会実装 -日揮の「どこでも発電所」の技術と事業戦略-
日揮株式会社:永石 暁 氏

 はじめに
 1. ペロブスカイト太陽電池の概要と市場構造
  1.1 モジュール構造から見たPSCの分類と新市場
  1.2 政策支援と地方自治体の動向
 2. 建物後付け(BAPV)における課題
  2.1 設置場所の比較
  2.2 設置施工方法の比較
 3. 新たな設置施工法:シート工法の紹介
  3.1 シート工法の概要
  3.2 シート工法の実証実績
  3.3 今後の展開
 おわりに

第2章 BIPV(Building Integrated Photovoltaics)における最近の動向について
株式会社LIXIL:石井 久史 氏

 はじめに
 1. 建築を取り巻く環境
 2. BIPVの位置付けと定義
  2.1 プロダクトとプロジェクトの違い
  2.2 BIPVの定義
 3. 導入に向けた準備(BIPVガイドライン)
 4. 現時点での課題と解決への糸口
 5. BIPVの事例
 6. 将来技術
 おわりに

第3章 ペロブスカイト太陽電池の構成部材と環境配慮
 第1節 ペロブスカイト太陽電池、タンデム型ペロブスカイト太陽電池の鉛とリサイクル

 株式会社東芝:五反田 武志 氏
  はじめに
  1. 従来の太陽電池に関する取り組み
  2. ペロブスカイト太陽電池のリサイクルに関する研究動向
  おわりに

 第2節 低コスト・大量生産可能な水蒸気ウルトラ・ハイバリア膜の研究
 山形大学:硯里 善幸 氏
  はじめに
  1. 水蒸気バリア技術
  2. 真空成膜と塗布成膜
  3. ウェットプロセス×光緻密化によるウルトラ・ハイバリア
  おわり

 第3節 フレキシブル太陽電池向け封止技術と透明電極技術
 有機デバイスコンサルティング/山形大学:向殿 充浩 氏
  はじめに
  1. フレキシブル太陽電池向け封止技術
  2. フレキシブル太陽電池向け透明電極技術
   2.1 ロールtoロール法によるフォトリソフリー透明電極形成技術
    2.2 印刷によるNon-ITO透明電極形成技術
    2.2.1 透明導電ポリマー
    2.2.2 銀ナノワイヤー
    2.2.3 メタルメッシュ
  おわりに

 第4節 ペロブスカイト太陽電池実装に向けた透明ポリカーボネート系材料
 三菱ガス化学株式会社:西森 克吏 氏
  はじめに
  1. PSCの社会実装における材料設計の要件
  2. 透明ポリカーボネート系材料の材料設計
  3. 薄膜デバイス実装における構造設計
  4. 透明構造材料によるPSC実装設計
  おわりに

第4章 グリーン水素・水電解・CCS・省エネ化学品の動向
 第1節 水電解・グリーン水素の世界動向
 株式会社みずほ銀行:仮屋 夏樹 氏
  はじめに
  1. 世界水素産業の現在地 ―案件形成の峻別と事業化局面への移行―
   1.1 「発表件数」から「実現確度」へ
   1.2 勝ち残る案件の条件
   1.3 供給は準備が進み、制約は需要側へ
  2.「安全保障」時代の水素 ―脱炭素手段から戦略的エネルギー・産業政策へ―
   2.1 各国政策のシフト―欧州政策を例に
   2.2 水素の新たな役割―脱炭素と経済安全保障の接合
  3. 競争力あるプロジェクトとプレーヤー ―静かに前進する現実派エコシステム―
   3.1 どの用途が先に立ち上がるのか―欧州市場を例に
   3.2 中東・インド:輸出志向の大規模案件
   3.3 中国:国内需要と産業政策の一体運用
   3.4 英米:制度が案件形成を左右する好例
  おわりに

 第2節 国内外の水素の取組および水素社会推進法・二酸化炭素貯留(CCS)事業法の要点
 愛知工業大学:近藤 元博 氏
  はじめに
  1. 水素等脱炭素燃料の動向
   1.1 カーボンニュートラルに向け必要な水素
   1.2 海外の取組状況
     1.2.1 EU諸国の取組概要
     1.2.2 米国の取組概要
     1.2.3 中国の取組概要
   1.3 我が国の取組
     1.3.1 価格差に着目した支援
     1.3.2 拠点形成支援
     1.3.3 産業保安の観点から必要な制度整備と特例
   1.4 低炭素水素の定義
  2. CCSの動向
   2.1 脱炭素のゴールキーパー
   2.2 CCS事業法
   2.3 CCSからCCUへ
  おわりに

第5章 核融合発電(フュージョンエネルギー)の実現と材料開発への課題
一般財団法人 エネルギー総合工学研究所:都筑 和泰 氏
 はじめに
 1. 核融合(フュージョン)の原理と特徴
 2. 開発の経緯
  2.1 主要な閉じ込め方式
  2.2 磁場閉じ込め方式の開発の進展
  2.3 慣性閉じ込め方式の開発の進展
 3. 開発の現状
 4. 炉工学的課題
  4.1 ダイバータ熱熱負荷
  4.2 中性子負荷
  4.3 トリチウム管理
 5. 今後の見通し
  5.1 日本の国家計画
  5.2 国内外スタートアップ
 おわりに

第6章 欧米における営農型太陽光発電の動向
野村證券株式会社:石井 良一 氏

 はじめに
 1. 欧州における営農型太陽光発電の状況
  1.1 発展の経緯
  1.2 法制度・支援制度
  1.3 営農型太陽光発電の特徴
   1.3.1 営農型太陽光発電のメリット
   1.3.2 営農型太陽光発電のタイプ
  1.4 注目すべき事例
   1.4.1 羊の放牧
   1.4.2 ブドウ栽培
 2. 米国における営農型太陽光発電の状況
  2.1 発展の経緯
  2.2 法制度・支援制度
  2.3 営農型太陽光発電の特徴
   2.3.1 営農型太陽光発電のメリット
   2.3.2 営農型太陽光発電のタイプ
  2.4 注目すべき事例
 おわりに

第7章 新しい資本主義の考え方 ~サステナブル・キャピタリズム(持続可能な資本主義)の可能性~
MAGO MOTORS JAPAN株式会社:木村 太一 氏

 はじめに
 1. サステナブル・キャピタリズムとは
 2. 世界最大級の電子機器の墓場、ガーナで起きている現状
 3. MAGOグループのガーナでの活動内容
  3.1 リサイクル事業
  3.2 EV事業
  3.3 農業(モリンガ事業)
  3.4 養鶏事業
  3.5 サッカー事業
 4. 電子廃棄物で加工した建材タイルについて
 5. ガーナの寄付アパレルの実態
 おわりに